茶人にも愛される日本各地の銘菓!茶道の和菓子のお取り寄せにも
日本では古くから、四季の移ろいを和菓子に取り入れ、目や舌で趣を楽しむ文化がありますよね。和菓子は季節や情景を取り入れたものが多く、日本文化と深いつながりを持っています。
目次
- 茶席の和菓子やお干菓子にもおすすめ
- 抹茶と相性抜群の優しい食感と甘み「開運堂」
- 石川県金沢の老舗「落雁 諸江屋」加賀宝生
- 茶の湯が栄えた島根 松江「桂月堂」
- 日本三大銘菓のひとつ「風流堂」山川
- 茶席菓子としても絶大な人気を誇る「末富」
- 柔らかな落雁で餡を包んだ「老松」の押紋菓子
- 京の老舗「鍵善良房」繊細で美しい菊寿糖
- 京都の銘菓「百万遍かぎや」ときわ木
- スッと溶けてなくなる儚い食感「亀末廣」絹のしづく
- 抹茶のほろ苦さと相性抜群の「小丸松露」
- 京都「長久堂」代表銘菓「砧(きぬた)」
- 日本一薄い和菓子としても有名「正観寺丸宝」松風
- 初釜のお菓子におすすめ「花びら餅」
- 良質な塩が餡の甘みを引き立てる「塩味饅頭」
- 日本三大饅頭の1つ、岡山の銘菓
- 春らしい茶席菓子におすすめ「彩雲堂」若草
- 彩りも華やかな「三英堂」菜種の里
- 加賀友禅をイメージさせる「まつ井」友禅ころも
- 四角い淡雪生地「三英堂」の季子ごよみ
- 富山を代表する銘菓「月世界本舗」月世界
- まるで焼き栗のような見た目と風味「やき栗」
- 柿の甘味と香りが広がる柿羊羹
- 歴史上の著名人たちも愛した「越乃雪本舗大和屋」越乃雪
- 三河地方を代表する銘菓「備前屋」あわ雪
茶席の和菓子やお干菓子にもおすすめ
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日本文化と深いつながりを持つ「お茶」。なかでも「抹茶」には、春夏秋冬、季節の移ろいや風情ある情景を菓子で表現する和菓子がぴったり。
共に空間や道具を鑑賞したり、お茶に合う料理や菓子を楽しんだり、客人をもてなすといった奥深い楽しみ方がありますよね。
そこで、こちらでは、そんな茶席や水屋見舞にもオススメの日持ちのする菓子をご紹介。茶道の和菓子のお取り寄せにもおすすめです。
抹茶と相性抜群の優しい食感と甘み「開運堂」
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安曇野の地に明治17年に創業した御菓子司「開運堂」は、130年以上続く松本市の老舗です。自然豊かな地元の素材をふんだんに使うなど、地産地消にも力を入れており、信州のお土産ブランドとしても知られています。
また、その名前からお祝いギフトにも◎ さまざまなお菓子を扱っているので、季節や好みに合わせて便利に活用することができます。
茶席菓子に最適な甘いお菓子「真味糖」
出典:開運堂商品名 開運堂 真味糖 値段 870円 賞味期限 10日 中でも「真味糖」は、そのやさしい食感と甘みに裏千家淡々斎宗匠がお茶席のお菓子に最適とし、「真味糖」と命名したという裏話もあるほどの銘菓。25日の日持ちタイプもあり、お茶席などには生タイプの真味糖もオススメです。信州の鬼胡桃とハチミツなど、材料は至ってシンプル。上品な味わいにまとまっているのは、これまで培った伝統と職人の為せる技といえます。
石川県金沢の老舗「落雁 諸江屋」加賀宝生
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商品名 落雁 諸江屋 加賀宝生 値段 6個入:648円(税込) 賞味期限 製造日より14日間 石川県金沢は金沢百万石を築いた加賀藩祖・前田利家公のもと、文化や芸術が雅に花開き、今も受け継がれている地域。海外からの観光客も多い金沢は古くから茶の湯の文化が発展しており、京都、島根松江と並ぶ和菓子の有名処でもあります。
「落雁 諸江屋」は嘉永二年(1849年)創業、170年の歴史を持つ落雁商の老舗です。石川県の伝統芸能、能楽・宝生流にちなんで作られた「落雁 加賀宝生」は、白と黒の色合いが美しく味わい深い銘菓。淡い塩味の白い生落雁の間に黒色の羊羹を挟んだシャリっと柔らかな食感に、上品な甘みが広がります。
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茶の湯が栄えた島根 松江「桂月堂」
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商品名 桂月堂 薄小倉 値段 12個入:1,556円(税込) 賞味期限 14日間 日本には各地に有名なお茶処がありますが、島根県松江には大名茶人として名前の知られた松江松平藩7代藩主、松平治郷・不昧公が残した茶の湯の文化が今も大切に受け継がれ親しまれています。
「桂月堂」はそんな松江の地に文化六年、1809年に創業。茶の湯の文化に欠かせない和菓子を取り揃えた200年以上の歴史を誇る老舗です。
小豆本来の美味しさが味わえる「薄小倉」
お店でも人気の「薄小倉(うすおぐら)」は、厳選された大納言小豆を琥珀と呼ばれる寒天と砂糖のお菓子で包んだ上品な甘さと、釜で14時間もかけて乾燥させることによって生まれるカリッとした独特の食感がたまりません。小豆の大きさを揃えるための手選り作業に始まり、秘伝の蜜に3日間も漬け込んで丁寧に炊き上げた素材本来の美味しさが味わえます。
日本三大銘菓のひとつ「風流堂」山川
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商品名 風流堂 山川 値段 1枚入:886円(税込) 賞味期限 10日間 京都・金沢に並び、古代出雲より日本神話が多く残り、都よりもずっと古い歴史を誇る和菓子処の松江。「風流堂」は島根県松山にある老舗和菓子のひとつです。
明治23年創業の風流堂の代表銘菓のひとつが落雁「山川」。幕末から明治に変わる際に製法が失われており、100年もの時を経て、文献を元にして原材料となる「寒梅粉」の製造から始め復刻させたのが風流堂の二代目とのこと。
お茶本来の味をいっそう引き立たせるお菓子
不昧公の詠まれた歌に由来して名付けられた「山川」は、赤が紅葉の山、白が川を表した対の和菓子。お抹茶に合うように作られており、しっとりとした口当たりと優しい甘みが口の中に広がります。素朴な見た目が「華美」とは対照的な侘び寂びの茶席において、お茶本来の味をいっそう引き立たせます。
松江の名刹「月照寺」お茶席でも使われる「路芝」
商品名 風流堂 路芝 値段 24本入:2,376円(税込) 賞味期限 15日間 松江の有名な「月照寺」。そのお茶席にも使われるのが「風流堂」の銘菓のひとつ、半生菓子の「路芝(みちしば)」です。「路芝」とは道ばたの草のことで、古代出雲より続く遥かな路をしるし、自然な四季の移り変わりの一端を和菓子にしたもの。
白ごまを粒のまま練りこんだ柔らかな求肥に優しい甘みの白餡を重ね、外側は白く雪を模し、なかはふんわりと柔らかな新緑を感じさせます。春先になり草に積もっていた雪が次第に溶け出していく様子を情感豊かに表現しているかのよう。奥行きのある味わいと趣のある上品な菓子は、お茶席にもぴったりです。
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茶席菓子としても絶大な人気を誇る「末富」
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「京菓子司 末富」の包装紙を彩る末富ブルーは、2代目店主と交友のあった池田遥邨画伯が考案したもので、こちらの包装紙を目にしただけでも心が躍るという方も多いですね♪
今まで培ってきた伝統や格式を守りながらも新しいものを取り入れ、1つ1つ職人が丁寧な手作業で仕上げており、茶席菓子としても絶大な人気を誇ります。
広告京菓子司 末富の「うすべに」
商品名 京菓子司 末富 うすべに 値段 6枚:1,080円(税込)~27枚:4,320円(税込) その名の通り、白い麩焼き煎餅が薄紅色に染まった優雅な「うすべに」は、ほんのり甘い梅肉が添えられた上品なお菓子。桜や紅梅、紅葉の赤など、お茶に欠かせない季節感を表す淡紅色で、通年楽しむことが出来るのも嬉しいですね。
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柔らかな落雁で餡を包んだ「老松」の押紋菓子
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商品名 老松 御所車 値段 6入:691円、12入:1,296円、18入:1,944円 賞味期限 常温10日 有職菓子御調進所の歴史を持つ京都の「老松(おいまつ)」。日本原産の素材に注目した創作菓子や京の風土菓子を通し、日本の歴史や文化の伝承にも力を注ぐ、プロからも評判の老舗和菓子店です。
代表銘菓の「御所車(ごしょぐるま)」は、ホロリと柔らかな落雁で餡を包み込み、木型で整えた押紋菓子。
ふっくらと炊きあげた粒餡は香りも風味も豊かで、あんこの美味しさも楽しめるしっとりとした落雁はお茶席にもぴったりです。
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京の老舗「鍵善良房」繊細で美しい菊寿糖
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商品名 鍵善良房 菊寿糖20個入(紙箱) 値段 900円(税込) 賞味期限 90日 享保年間創業、京都でも歴史のある老舗和菓子「鍵善良房(かぎぜんよしふさ)」。伝統を守るだけでなく、時代に合わせた変化も楽しんでおり、スタイリッシュモダンなカフェ「ZEN CAFE」も好評です。
古くから祇園のお茶屋さんや社寺に菓子を納めてきた老舗の銘菓といえば「菊寿糖」。中心から徐々に花びらが開いていくかのようにデザインされた落雁は、和三盆の中でも特に高級な阿波和三盆糖を使用しています。上品な甘みに、口に入れるとすぐにスッと溶けてなくなってしまう儚い口当たりも繊細。
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京都の銘菓「百万遍かぎや」ときわ木
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商品名 百万遍かぎや ときわ木 値段 9個入:1,080円(税込) 賞味期限 15日 多くの神社・仏閣が点在している京都。知恩寺のある百万遍は、今から700年以上も前、知恩寺住職が疫病を鎮めるために百万回の念仏を唱えたことに由来して付けられた地名です。
元禄の頃より店を構えている本家鎰屋から分家した御菓子司「かぎや政秋」は、そんな百万遍に創業して百余年の趣のある老舗和菓子店。なかでもお店自慢の銘菓が、小豆本来の味が楽しめる「ときわ木」です。
松の木皮のようにつぶ餡を丁寧に伸ばして薄く焼き上げ、餡子の煎餅のように仕上げられた半生菓子は、しっとり柔らかい食感。余分なものを一切加えない小豆本来の味が堪能できる自然な甘みで、薄茶にもよく合います。
和と洋が一体となった美味しさ「野菊」
商品名 百万遍かぎや 野菊 値段 681円(税込) 賞味期限 製造日より15日間 京都は伝統を守りながらも時代に合わせて新しいものが生まれてくる場所でもあります。「かぎや政秋」の「野菊」は、作り手の旅の思い出から生み出されたお菓子で、野に咲く可憐な菊の形を模した上品で可愛らしい一口サイズ。口の中でホロリとくずれ、優しい甘さとアーモンドの香りが口の中で溶け合い、異国情緒あふれる新鮮な味わい。和と洋が一体となった美味しさが魅力です。
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スッと溶けてなくなる儚い食感「亀末廣」絹のしづく
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商品名 亀末廣 絹のしづく 値段 1,400円 1804年創業、210年以上の歴史を持つ和菓子店「亀末廣(かめすえひろ)」。悠久の時の流れを感じるお店の佇まいをはじめ、今も守り続ける伝統が、美しく繊細な菓子作りからも伝わります。
秋田杉で作られた木箱に色とりどりの干菓子や半生菓子を詰め合わせた「京のよすが」は、季節ごとに入るお菓子が変わり四季折々の変化が楽しめます。スッと溶けてなくなる繊細な口当たりの「絹のしづく」は、サクッとした食感に、菓子の甘みと大徳寺納豆の塩気が上品で奥ゆかしい味わい。