美味しい「水無月」は手土産にも!夏越の祓に食べたいお菓子

水無月(みなづき)に行われる「夏越(なごし)の祓(はらえ)」、水無月祓(みなづきばらえ)とも呼ばれる伝統行事「夏越の祓」について解説します。
また、夏越の祓に食べるお菓子「水無月」についても詳しくご紹介!
- こちらでは、2025年におすすめの美味しい水無月をはじめ、通販やお取り寄せが可能な商品も掲載しています。
目次
夏越の祓え、水無月の祓えについて
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6月は旧暦日本古来の異称で「水無月」と言います。この月は、暑さや田植えによって水が無くなることから水無月とつけられたとされています。
そして、6月30日には年初めから半年が経過した分の厄災を祓い、残り半年の無病息災を願う行事「夏越の祓(水無月の祓い)」が行われます。
夏越の祓の伝統行事
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夏の手前は、農作物にとっては大切な時期となります。そこで、虫害や風害に合わないよう、各地の神社でお祓いが行なわれてきました。
「茅の輪くぐり」という、茅(ちがや)で編まれた大きな輪を「無病息災」を願いながらくぐる厄落としが有名です。
その由来は日本神話までさかのぼり、旅人に扮した「スサノオノミコト」がある兄弟に宿を求め、貧しいながらも受け入れ、もてなしてくれた兄に伝えられた無病息災の「茅の輪」に由来するとされています。
茅の輪くぐり
「水無月の夏越の祓する人は千歳の命延ぶというなり」という言葉を唱えながら、8の字を描くように茅の輪を左、右、左へと3回くぐると病気や災いにあわないとされる「茅の輪くぐり」は、けがれを祓う意味合いがあります。
また、この時期には、紙で作った形代を身代わりとして川に流して罪や穢を流す「人形流し(ひとかたながし)」も行われます。
水無月に食べるお菓子や和菓子
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京都では、甘く煮た小豆を三角形に切った白いういろう生地の上に乗せた「水無月」という伝統菓子を6月30日に食べる習慣があります。
これは冷蔵庫もない時代、宮廷の貴族たちの間で氷で邪気を祓う風習があり、氷は貴重で口にすることが出来ない民衆は、白く三角形の形をしたういろうを氷に見立て、邪気を払うとされた小豆と一緒に食べて代用していました。
無病息災を願い、夏の暑さを乗り切る厄払いをしていた風習が現在も受け継がれ、親しまれています。
「水無月」みなづきとはどんなお菓子?
- 水無月のお菓子は、葛やういろうの白生地の上に邪気を祓うとされる小豆をのせたもので、その三角系の形は「氷」を表すとされています。
水無月のお菓子の種類は、白生地の他にも抹茶や黒糖、ニッキなどもあり、意味を知ると一層美味しくいただけます♪
6月30日に向け、京都では各和菓子屋さんが自慢の水無月を店頭にならべますが、最近では京都以外の地域でも取り扱いのあるお店が増えてきています。
京都の水無月の和菓子の手土産におすすめ
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出典:京阪宇治駅前 駿河屋
商品名 京阪宇治駅前 駿河屋 水無月 値段 1個:220円、6個入:1,320円(箱入)、8個入:1,760円(箱入)、12個入:2,640円(箱入) 賞味期限 2日 京都の「京阪宇治駅前 駿河屋」で、茶だんごと並ぶ人気商品が「みなづき(ういろう)」です。
抹茶・白・ニッキ(シナモン)の3種類の味があり、良質な米粉から作ったういろうは、もちもちとした食感が特徴。
冷やすと一層美味しさがアップし、宇治茶とともにいただきたくなる♪
6月28.29.30日は、夏越の祓い限定の白ういろうにうぐいす豆をのせた「うぐいす水無月」も販売されます。
京の老舗の水無月のお菓子「甘春堂」
出典:甘春堂商品名 甘春堂 水無月(白) 値段 1個:360円(税込) 賞味期限 製造日より2日 京の老舗和菓子屋「甘春堂」の6月の和菓子といえば「水無月」です!
氷の節句とも呼ばれ、室町時代から氷室の氷を口にしていた宮中や幕府の伝統行事。その氷室の氷に見立てた三角形のういろう生地の上の小豆には、お祓いの意味が込められています。
白の水無月以外にも、黒糖味や抹茶味もおすすめです。
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「純葛製」で上品な味わい、末富の水無月
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商品名 末富 水無月 値段 1個:648円(税込) 京都を代表する和菓子司の1つ「末富」の水無月は、美しい包装紙も必見。
米粉を蒸して作る「ういろう」に小豆を乗せるのが一般的な水無月とされますが、「末富」の水無月は高級食材として知られる「葛」で作られています。
「純葛製」の末富の水無月は、透明感のある見た目も涼しげ。小豆がまるで氷に浮いているかのようです♪
ぷるぷるもっちりと柔らかく、葛の上品な味わいが口の中いっぱいに広がる末富の水無月は、毎年いただきたくなります。
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鶴屋吉信の水無月は、小豆の風味と香りも濃厚
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商品名 鶴屋吉信 水無月 値段 3個入:1,134円、5個入:1,890円(税込) 賞味期限 2日 販売期間 京都本店:6月1日~6月30日、その他の販売店舗:6月29日・30日 1803年創業の京の老舗「鶴屋吉信」には、四季の移ろいを感じさせる美しい生菓子や、京の伝統行事に合わせた菓子など幅広く揃っています。
そんな「鶴屋吉信」の水無月は、氷の形をしたモッチリとした生地の上に丁寧に炊き上げた馬路大納言小豆がたっぷり敷き詰められており、さっぱりとした甘みに、一口ごとに濃厚な小豆の風味と香りが広がります。
水無月の販売店舗は、京都本店は6月1日~6月30日、その他の販売店舗は6月29日・30日となっています。
デパ地下で買える「水無月・みなづき」におすすめ
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デパ地下でも人気の「仙太郎」は、生まれ育った土地の食べ物を使うことを大切にしており、丹波や但馬など京都周辺や国産の食材を厳選しています。
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広告仙太郎の「みなづき」は白・黒・抹茶の3種類
商品名 仙太郎 みなづき 白・黒・抹茶 値段 各 260円(税込) 賞味期限 常温当日 販売期間 4月16日~8月31日 ※地区や店舗により期間が異なります 小豆の風味豊かな香りが広がる仙太郎の「みなづき・白」は、白い「ういろう生地」のもっちりとした食感に優しい甘み。
また、抹茶入りの「みなづき・抹茶」や、黒糖を生地に入れて蒸し上げた「みなづき・黒」は、コク深い風味とちょうどいい甘さが絶妙です!
2025年の水無月の販売期間は、白は4月16日~8月31日、黒は全店で7月10日まで、抹茶は5月10日~8月16日となっています。
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たねやの水無月は、葛を使った外郎生地のプルプル食感
デパ地下でも人気の和菓子店「たねや」の「水無月」は、大粒の小豆を惜しげもなく使い、豆本来の旨味をしっかり味わうことができます。
サイズも大きく包み紙のデザインも粋
商品名 たねや 水無月 値段 2個入:864円(税込) 賞味期限 2日 販売期間 2025年6月29日・30日 たねやの水無月は片手サイズほどもある大きさで、食べ応えも抜群!
うるち米や葛を使った外郎生地のプルプル食感と、濃厚な小豆の旨味が楽しめます。
たねやの水無月は配送地域限定で、予約は公式オンラインショップは6月15日~、店舗では6月29日、30日の2日間限定販売となっています。
包み紙のデザインも上品で、手土産にも喜ばれますよ♪
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広告叶 匠壽庵の水無月は、箱も水無月に見立てた三角形!
出典:叶 匠壽庵商品名 叶 匠壽庵 水無月 値段 1箱(4個入り):864円(税込) 賞味期限 製造日より2日 販売期間 6月29日、6月30日 叶匠寿庵の水無月は、白い外郎生地に、邪気払いの願いを込めた「大納言小豆」がぎっしりしき詰められています。
外郎のもちもち食感に、小豆のほっくり食感が混ざり合う食べ応えのある一品。
4個入った箱入りは手土産にもぴったり
出典:叶 匠壽庵一箱に4個入った箱入りは、水無月の形を思わせる三角形で、手土産や差し入れにもぴったりです。
関東でも購入可能「とらや」水無月・白水無月
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商品名 とらや 水無月・白水無月 値段 関東地方 各1個 40g:270円(税込)、近畿地方 各1個 50g:335円(税込) 賞味期限 約2日 販売期間 2025年6月25日(水)~30日(月) 500年以上の歴史を持つ老舗「とらや」の水無月は、女性やご年配の方もいただきやすい上品なサイズ。
種類は、濃い色味の「水無月」と色違いの「白水無月」の2種類があり、両方食べ比べてみるのもおすすめです。
また、1個づつ個包装のカップ入りのため差し入れ先でのお配りにも便利で、関東と近畿地方限定販売となっています。
東京の和菓子屋さんが手掛ける「水無月」におすすめ
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商品名 岬屋 水無月 値段 1個:270円(税込) 賞味期限 当日中 東京の和菓子屋さんが手掛ける「水無月」をお探しなら、渋谷の富ケ谷に店舗を構える「岬屋」の水無月をチェックしてみるのもオススメ。
上品な味わいの上生菓子にもファンが多い「岬屋」は、京菓子の流れをくむお店で、夏季は小豆の風味も豊かな「水羊羹」でも有名です。
季節菓子の「水無月」はプレーンと黒糖風味の2種類が用意されており、ほっくりとした小豆ともっちりとした生地の食感、噛むほどに広がる優しい甘さがくせになります。
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玉英堂の水無月はあっさりとした甘さが魅力
商品名 玉英堂 水無月 値段 1個:330円(税込) 賞味期限 翌日中 東京・人形町の老舗和菓子店「玉英堂」の水無月は、もっちりとした食感と、あっさりとした甘さが魅力。
全体的には小ぶりながら、透き通った甘さとほのかに香る爽やかな大納言小豆の香りを楽しめるのもポイントです。
どら焼きが有名なお店でもあり、手土産をお探しなら水無月と一緒にどら焼きを楽しむのも良いですね♪
最高級の吉野本葛を使った水無月のお取り寄せにも
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商品名 笹屋昌園 夏越の祓限定「水無月」 値段 6個入:1,680円(税込) 賞味期限 発送日を含む2日間 大正七年創業の「笹屋昌園」は、とろっとろの「本わらび餅」でも有名なお店で、京菓子職人の熟練の技が感じられる菓子が並んでいます。
広告京都の老舗和菓子屋「笹屋昌園」水無月
そんな「笹屋昌園」の水無月は、小豆に最高級素材の丹波大納言小豆を使用。
また、国産最高峰の「吉野本葛」を生地に使用しており、もっちりとした歯ごたえと歯切れの良い食感が楽しめます。
美味しい水無月のお取り寄せにもおすすめ
「京みずは」は、新鮮でみずみずしい和菓子作りを大切にしているお店。
京菓子職人が伝統の技で丁寧に作り上げる和菓子は、添加物や保存料なども使用されておらず、安心していただくことができます。
みずはの水無月はむっちりとした食感も魅力
商品名 京みずは 水無月 6個入【冷凍】 値段 1,820円(税込) 賞味期限 冷凍状態で発送日を含めて31日 京みずはの水無月は、米粉や小麦粉に本蕨粉を配合しており、むっちりとした食感のういろう生地に上質な小豆を合わせた上品な甘さが特徴です。
抹茶のほどよい渋みが甘みと絶妙な抹茶ういろうとの詰め合わせもあり、こちらもおすすめです。
夏越の祓の限定菓子「鶴屋吉信」夏越川
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1803年より京都で親しまれてきた和菓子店「鶴屋吉信」は、文豪や画家など文化人も足繁く通ったという老舗。
氷を模した涼し気なお干菓子や、上賀茂神社の清流を菓子で表現した琥珀糖など、この時期にしか出会えない銘菓も充実しています。
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広告店舗限定販売のお菓子「夏越川(なごしがわ)」
出典:鶴屋吉信商品名 鶴屋吉信 夏越川 値段 12枚入:1,620円、24枚入:3,240円(税込) 賞味期限 18日 販売期間 6月初旬~6月下旬 夏越の祓には人形に名前を記して清流に流し、無病息災を願う習わしがある地域も。
「夏越川(なごしがわ)」はこの清流を表したお菓子で、白いコハク糖はシャリっとした食感で、清涼感のある柚子の風味がほのかに広がります。
ボックスには、厄災を祓うためにくぐる「茅の輪」があしらわれており、夏越の祓に馴染みの薄い方にとっても新鮮♪
夏越川は、鶴屋吉信の京都本店限定での販売となります。