お見舞いのマナー【相場や品物】入院見舞いの注意点とは?
怪我や病気、事故など、病院のお世話にならないに越したことはないものの、怪我の程度や病状によっては入院となることもあるものです。
親しい友人やご家族、親戚や仕事先の方などが入院した場合はお見舞いに伺うことも多いと思いますが、お見舞いの際にはどのようなことに気をつけるべきなのでしょうか。
こちらでは、入院見舞いの際のマナーや注意点、相場や表書き、気をつけるべき事柄について解説します。
お見舞いの際の注意点
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まず最初に気をつけるべきは、「お見舞いに伺っても良いかどうか」を確認するということです。
入院直後や手術直後は、ご本人も身内の方も周りに気をつかう余裕はありません。すこし時間をおいて落ち着かれた頃に、ご家族や病院に病状や状態を確認するようにしましょう。
ご家族の気が動転されている場合もありますので、相手を気遣う心配りや配慮を忘れずに。また、身内やごく親しい間柄でない場合は、連絡もせずに病院に伺うことは控えるべきです。
お見舞いに伺う時間帯は
一番にお相手の都合の良い時間帯を確認し、ご本人やご家族の都合に合わせて伺うようにします。
病院では決まった時間に食事が用意されます。その時間帯のお見舞いは避けるようにし、午前10:30頃からお昼までの間、もしくは午後から夕方までくらいの間に伺うようにしましょう。
お見舞いのタブーや心得とは
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面会の承諾をいただけるようでしたら、適切な面会時間に少人数でお見舞いに伺うようにしましょう。
派手な服装やメイク、香水などは控え、騒ぐことなく静かに振舞うことが大切です。相手方が希望した場合を除き、小さな子ども連れでの御見舞は控えたほうが無難です。
長居はしないことが大切
同じ部屋に他の患者さんがいらっしゃることもあります。入退室の際はご挨拶を忘れずに、付き添いのご家族をいたわる心配りが大切です。
また、病状などをご本人やご家族にしつこく聞かないようにしましょう。差し障りのない明るめの話題を選んだり、気落ちしている方に自分の愚痴や不満は言わないような心配りも必要です。
そして、相手の負担にならないよう、15分程度で引き上げ、あまり長居はしないことが大切です。
入院見舞いの相場や金額
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入院は何かと物入り。お見舞いに現金をお渡しすることも失礼にあたりません。お金を包む場合は、一般的に3,000円くらいから1万円程度が相場となります。
ですが、見舞う相手が友達の場合は3,000円くらいから5,000円程度、ご両親や義理の親を見舞う場合などは10,000円くらいから数万円、会社の同僚や取引先などを見舞う場合は5,000円くらいから10,000円くらいといったように、あくまでも相手との関係性に応じて相場や金額は変わってきます。
ただ、「4(死)」、「6(無)」、「9(苦)」といった額を避けるのがマナーです。
表書きの書き方
表書きは、「御見舞」とし、熨しはつけずに紅白結び切りの水引、または水引なしのものを用意します。無地の短冊でもかまいません。
また、袋の左側に赤いラインの入ったお見舞い用のものなど、市販の御見舞用封筒や白無地封筒を使うのが適切です。
また退院されてから御見舞いをお贈りする場合は、「祝 御退院」の表書きが適しています。まだ完治はしていないという場合は「祈 全快」、完治された場合は「祝 御全快」とすると気持ちが伝わりますね。
入院見舞いの贈り物の注意点
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御見舞の品は一般的に、入院中であれば気分をなごませてくれるお花や、食事の制限がされていない場合は消化に良さそうな果物、付き添われているご家族の方にも召し上がっていただける菓子類などが選ばれます。
食べ物は病状によっては食べられないものがあるので、先に確認をしておくと良いでしょう。また、感染症を予防するため生花の持ち込みが制限される場合もあります。お花を持っていく場合は、そのまま飾れるアレンジメントフラワーがベター。
入院見舞いのお花選びの注意点
花束を持っていく場合は、花瓶も一緒に贈られると相手方に気を遣わせることがないですね。
「死」や「苦しみ」を連想させるシクラメンや、仏に供えられる菊、花首から落ちる椿、そして「根ずく(寝つく)」ことを連想させる鉢植えなどは避け、ご本人が和まれる花を選んで差し上げましょう。不安な場合は、花屋さんに選んでもらうことをおすすめします。
入院期間が長いお相手を見舞う際の注意点
気分転換になる絵や写真、本やゲームなども御見舞い品に良いかもしれません。身の回りの実用品は身内の方が揃えていることも多いため、ご本人に直接必要な品をお聞きするのも良いでしょう。その場合、お相手が希望される場合以外は、スリッパやパジャマなど、入院が長引くことを連想させるような品は避けるようにします。
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お見舞いの際の心得とは
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お見舞いとは、お相手の病状や怪我の回復を願い、少しでも元気が出るように励ますもの。入院生活は制約も多く、気持ちが落ち込みがちになります。
お見舞いによってお相手に不愉快な思いをさせるようなことはあってはなりません。あくまで相手の気持ちになって考える「心配り」こそが何よりの「御見舞い」となります。