人気の柏餅&ちまき特集【おすすめ】端午の節句の手土産にも

5月になると、店頭に多く並ぶのが「柏餅」。カシワの葉で包んである小豆餡の入った餅菓子である柏餅は、男の子の健やかな成長と幸せを願って行われる「端午の節句」には欠かせない食べ物ですよね。
この柏餅は特に東日本で広く親しまれている和菓子ですが、なぜ端午の節句に食べる習慣があるのでしょうか?
目次
美味しい粽(ちまき)や人気の柏餅をご紹介
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5月5日の端午の節句は五節句の1つで、菖蒲の節句とも言いますが、菖蒲には魔除けの効果があるとされ、邪気払いをする習慣が古くからありました。
また、日本では菖蒲(しょうぶ)を尚武(しょうぶ)の言葉にかけて、武家の男子の立身出世を願い、鎧兜や鯉のぼりを飾る習慣があり、それが一般に広まったとされています。
縁起物でもある「柏餅」と厄除けとしても知られる「ちまき」
この武家の縁起を担ぐ習慣のなかには、新しい芽が出るまで古い葉が落ちることのない柏の木を、「代々途切れることがない子孫繁栄」の縁起物として大切にしてきました。そして、この柏の葉と同じく縁起物の餅と合わせて食べられたことが柏餅の始まりとされています。
また、京都では祇園祭に玄関の軒先に飾る厄除けとしても知られる「ちまき」も、主に関西では端午の節句に欠かせない食べ物です。こちらでは、そんな縁起の良い粽(ちまき)や柏餅を扱うおすすめの和菓子店をご紹介します。
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みそ餡もおすすめ「たねや」の柏餅
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【 たねや 柏餅(こし餡・みそ餡・粒餡) 】
値段: 3個入 584円、6個入 1,167円、10個入 1,944円 日保ち:2日
滋賀県近江八幡市で明治5年創業のたねや。期間限定で発売されるたねやの柏餅は、「こし餡」、「みそ餡」、「粒餡」の3種類。近江米を使った餅の生地はしっかりとした歯ごたえで、お米の風味も豊かに香る仕上がり。そしてつぶ餡には希少な古代米の「赤米」(あかごめ・あかまい)が入った生地が合わせられています。
しっとりとした上品な甘さのこし餡、味噌の香り豊かなみそ餡、古代米の「赤米」を生地に加えて深みを混ぜ込んだ粒餡といった風にそれぞれに味の趣きと魅力があふれる柏餅です。
【販売期間】4月上旬から5月5日
高級感のある粽(ちまき)の手土産や贈り物にもおすすめ
【 たねや 粽 】
値段 3本入り:972円、5本入り:1,620円(税込) 日保ち:2日
さわやかな香りが広がる青笹で包まれたたねやの粽(ちまき)は、3本入りと5本入りがあり、鯉のぼりを思わせるパッケージが可愛らしいですね。紐を解くと爽やかな笹の葉の香りが一層立ちのぼり、美しく丁寧に包まれた粽からは職人さんの細やかな手作業と心遣いが感じられます。
波照問産黒糖を使用した「葛羊羹粽」もあり、団子生地のもっちりとした食感に、歯ごたえの良さがアクセントになって食べ飽きることがありません。もっちりとした弾力のある生地は歯ごたえや香りもよく、見た目も美しい高級感のあるちまきの手土産や贈り物にもおすすめです。※ 黒糖粽は店舗によっては取り扱いのない場合があります。
【販売期間】4月中旬から5月5日
ショップ情報
【店舗】 近江八幡日牟禮ビレッジ、近江八幡店、たねや大津西武店、八日市の杜、守山瑠璃絵館、たねやクラブハリエ渋谷東急本店、たねや銀座店、たねや日本橋店、たねや池袋西武店、たねや横浜そごう店、たねや横浜高島屋店、たねや名古屋三越店、たねや名古屋松坂屋店、たねや京都高島屋店、たねや梅田阪神店、たねや心斎橋大丸店、たねやあべのハルカス近鉄店、たねや神戸そごう店、たねや奈良近鉄店など
※ 店舗や商品情報、取扱いの有無等は店舗や時期により異なる場合があり情報は変更になる可能性があります。
優しい甘みと塩加減も絶妙「仙太郎」柏餅
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【 仙太郎 柏餅 (こし・粒・みそ) 】
値段 各216円(税込) 賞味期限:購入日当日
老若男女問わず愛される普遍的な美味しさを提供し続ける京の老舗和菓子屋「仙太郎」。5月の定番、柏餅にも定評があります。
柏餅の種類は、しっとりなめらかな口当たりのこし餡が入った「こし」に、緑の生地はよもぎが香り、中には小豆の旨みもしっかりと感じられる粒餡が入った「粒」、白生地にほんのり甘い味噌餡が入った「みそ」の3種類。初夏にぴったりの柏葉の風味が生地から香り、塩加減も絶妙な柏餅は全種類あっという間に完食です♪
【販売期間】4月上旬から
ショップ情報
【店舗】関西:京都本店、山科店、大丸京都店、髙島屋京都店、ジェイアール京都伊勢丹店、阪急うめだ本店、近鉄あべのハルカス店、髙島屋大阪店、神戸阪急、中部:松坂屋名古屋店、ジェイアール名古屋タカシマヤ店、関東:東京支社、髙島屋横浜店、伊勢丹新宿本店、東武池袋店、三越銀座店、東急東横のれん街店、京王新宿店など
※ 店舗や商品情報、取扱いの有無等は店舗や時期により異なる場合があり情報は変更になる可能性があります。
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つぶし餡、こしあん、みそ餡の柏餅セット「鈴懸」
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【 鈴懸 柏餅、蓬乃柏餅 】
値段 227円(税込) 日持ち:常温当日
創業九十余年、博多に本店を構える創作和菓子店「鈴懸(すずかけ)」。老若男女に愛される名店の柏餅は昔ながらの製法にこだわったという生地が香り高い柏葉に包まれています。餡の種類はつぶし餡、こしあん、みそ餡の3種類。
きめ細かくとてもなめらかな口当たりの餡は、どれもとても上品な味わい。甘さも控え目で大人から子どもまで美味しくいただける柏餅は、セットで差し入れるのもおすすめです。
【販売期間】4月上旬~5月上旬
ショップ情報
【店舗】福岡:博多 鈴懸本店、天神岩田屋店、博多大丸店、JR博多シティ いっぴん通り店、JR博多シティ デイトス店、東京:新宿伊勢丹店、東京ミッドタウン日比谷店、愛知:JR 名古屋高島屋店など
※ 店舗や商品情報、取扱いの有無等は店舗や時期により異なる場合があり情報は変更になる可能性があります。
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爽やかな風味が香る蓬の柏餅「叶 匠寿庵」
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【 叶 匠寿庵 柏餅・柏餅蓬 】
値段 こし餡2個入:486円(税込)、蓬2個入:486円(税込) 賞味期限:製造日より3日
和菓子の理想郷、滋賀県大津市の寿長生(すない)の郷で菓子の原料を育てる「叶 匠寿庵(かのう しょうじゅあん)」は、豊かな自然に育まれた素材の風味を活かした菓子が人気のお店です。そんな叶 匠寿庵の柏餅は、真っ白な「こし餡」入りと、蓬(よもぎ)の色の「粒餡」入りが、それぞれ柏の葉で包まれた2種類。
キメが細かくモッチリとした食感も心地よい餅生地の「柏餅」は、上品な甘みのなめらかなこし餡がたっぷり詰まっています。蓬が練りこまれた鮮やかな草色の生地にたっぷりと粒餡が詰まった「柏餅蓬」は、ほんのりと柏の葉の香りも漂い後味もさっぱりとしています。3個入りの箱の掛け紙は菖蒲の絵柄があしらわれ、この季節ならではの柏餅の手土産にも喜ばれます。
ショップ情報
【直営店名】長等総本店、哲学の径 京都茶室棟、寿長生の郷内 菓子売場、草津店、新丸の内店、石山寺店、東京ガーデンテラス紀尾井町店
【百貨店名】東武百貨店池袋店、高島屋新宿店、松屋銀座店、そごう千葉店、高島屋大宮店、都築阪急店、札幌三越店、藤崎本店、名鉄百貨店本店、高島屋岐阜店、阪急うめだ本店、神戸阪急、高島屋岡山店など※ 店舗や商品情報、取扱いの有無等は店舗や時期により異なる場合があり情報は変更になる可能性があります。
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白味噌の風味も絶妙、高級感ある柏餅
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【 とらや 柏餅(御膳餅・味噌餡) 】
値段 3個 1037円(税込) 賞味期限:当日中
創業430年余り、長きに渡って愛され続ける老舗和菓子「とらや」。この時期限定で販売される柏餅には、「御膳餡」と言われるキメの細かいこし餡の柏餅と、白味噌を使用した「味噌餡」の柏餅の2種類があります。笹の葉の香りがほのかに香る生地に、上品な甘さのこし餡と、塩気が餡の甘味を一層引き立てる白味噌の風味も絶妙。
とらやの柏餅は、関東地方と御殿場店では生地を餅製、関西地方では「外郎(ういろう)」製の生地で作られているため、地域によって風味や食感の違いを楽しめます。
関東・名古屋・関西で風味や食感の違いを楽しめる
他にも「羊羹粽・ようかんちまき」や「水仙粽・すいせんちまき」、関東地区と御殿場のみの白下糖を使った「白下糖入外良粽・しろしたとういりういろうちまき」や、名古屋と関西地域のみのもっちり食感の「外良粽・ういろうちまき」の4種類を販売。
延享3年、1746年に御所に納めた記録もあるというとらやの粽と柏餅。江戸時代から日本で親しまれてきた縁起菓子を手土産に、端午の節句を楽しむのにもぴったりです。
販売期間
4月下旬から5月5日(一部店舗によっては5月から)
ショップ情報
赤坂店、東京ミッドタウン店、日本橋店、新宿伊勢丹、玉川髙島屋S・C、アトレ目黒1、横浜そごう、TORAYA TOKYO、御殿場店、京都一条店、京都髙島屋、大丸京都店、ジェイアール京都伊勢丹、梅田阪急、梅田阪神、難波髙島屋、あべのハルカス近鉄本店、神戸阪急など
※ 店舗や商品情報、取扱いの有無等は店舗や時期により異なる場合があり情報は変更になる可能性があります。
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柏葉の良い香りがふわっと漂う「笹屋伊織の柏餅」
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【 笹屋伊織 柏餅 】
値段 各291円(税込) 賞味期限:当日中
1716年創業、京都の老舗和菓子屋「笹屋伊織」。柏葉の良い香りがふわっと漂う笹屋伊織の柏餅は、柔らかいお餅としっとりとした餡が特徴的です。
餡の種類はきめ細かい口当たりの「こし餡」と、あずきの食感と風味を楽しめる「粒あん」の2種類があって、どちらも甘さ控えめな優しいお味。子どもはもちろんのこと、大人も大満足な上質な柏餅です。
ショップ情報
【店舗】笹屋伊織 別邸、ジェイアール京都伊勢丹店、大丸京都店、高島屋京都店、新宿伊勢丹店、西武池袋本店、そごう横浜店、玉川高島屋S・C店、丸広川越店、水戸京成百貨店、高崎スズラン店、大丸札幌店、三越仙台店、新潟伊勢丹店、名鉄百貨店本店、ながの東急百貨店、天満屋岡山本店、山口井筒屋店、井筒屋本店(小倉店)、大丸福岡天神店、トキハ別府店など
※ 店舗や商品情報、取扱いの有無等は店舗や時期により異なる場合があり情報は変更になる可能性があります。
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道明寺製のみずみずしい餅生地「鶴屋吉信」柏餅
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【 鶴屋吉信 柏餅 】
値段 324円(税込) 賞味期限:製造日より3日
享和3年創業の京の老舗「鶴屋吉信」。四季折々の美味しい古都の雅が感じられる和菓子の数々に魅了される人が後をたちません。柏餅は上新粉を使った餅生地に、中にはこし餡と粒あん、京都では味噌風味の白あんを包むのが一般的です。ですが、鶴屋吉信の柏餅は珍しい「道明寺製」。こし餡と粒あんを白い道明寺製のみずみずしい餅生地で包んだ2種類があります。
もっちりとした食感も楽しい道明寺製の餅生地に包まれたこし餡は、上品な甘さになめらかな口当たり。後味もさっぱりとしており、爽やかな風味の餅生地に調度良い甘さの粒あんの2種類があります。6個入りの詰め合わせもあり、柏餅の手土産や差し入れにもおすすめです。
鶴屋吉信の「ちまき」は、もっちりとした歯ごたえの良い外郎生地からは笹の葉とい草の香りがほのかに香る「粽」は、外郎に小倉が入った「小倉粽」と外郎の「外郎粽」の2種類があります。ちまきの販売予定は5月1日~5月5日まで。
【販売期間】柏餅は4月下旬から5月5日 ※店舗により取り扱いのない場合があり。
ショップ情報
【店舗】直営店:本店、東京店、世田谷店、京都府:髙島屋京都店、大丸京都店、JR京都伊勢丹、大阪府:阪急百貨店うめだ本店、大丸梅田店、髙島屋大阪店、あべのハルカス近鉄本店、兵庫県:神戸阪急、大丸神戸店、愛知県:松坂屋名古屋店、東京都:大丸東京店、髙島屋日本橋店、三越本店、三越銀座店、伊勢丹新宿店、小田急百貨店新宿店本館、髙島屋新宿店など
※ 店舗や商品情報、取扱いの有無等は店舗や時期により異なる場合があり情報は変更になる可能性があります。
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香りも爽やかな粽(ちまき)はおすすめ
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【 仁々木 粽 】
値段 900円 賞味期限:購入日翌日
京都東山祇園町に本店を構える和菓子屋「京都祇園 仁々木」(ににぎ)。独特の爽やかな香りに包まれる粽は、袋を開けた瞬間、周りに漂う笹の葉の良い香り。まるで空気を一新するような芳香の広がる粽です。国産のうるち米を使ったもっちりのした歯切れの良い生地は、柔らかな甘さが広がります。素朴で優しい味わいの粽は、柏餅や生麩蓬餅と合わせて差し入れるのも。
ショップ情報
【店舗】祇園 仁々木:そごう横浜店、ペリエ稲毛店、ニュウマン新宿店、羽田空港店、シャポー船橋店、大丸京都店、石山寺店、高島屋大阪店など
※ 店舗や商品情報、取扱いの有無等は店舗や時期により異なる場合があり情報は変更になる可能性があります。
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お米の美味しさが伝わる「銀座あけぼの」かしわもち
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【 銀座あけぼの 柏餅(こし・つぶ・みそ) 】
値段 248円(税込)
「銀座あけぼの」の柏餅は、もっちりとした歯ごたえの良い餅生地が特徴。北海道産の小豆を使用し丁寧に練り上げた優しい甘さの「こしあん」に、国産のよもぎを生地に練りこんで小豆の風味が豊かな「つぶあん」、味噌の色合いも上品な京都の白味噌を使った「みそあん」が、それぞれ柏の葉に優しく包まれています。国産生新粉と葛を丁度良い塩梅で仕上げた生地は、もっちりとした食感にしっかりとしたコシも感じられます。
【販売期間】4月上旬~5月中旬
ショップ情報
【店舗】銀座本店、日本橋浜町店、武蔵小山店、武蔵小山駅前店、町田忠生店、経堂店、松屋銀座店、三越銀座店、日本橋浜町店、日本橋 高島屋店、東京駅 大丸店、池袋 西武店、玉川 高島屋SC店、羽田 空港店、横浜 そごう店、千葉 そごう店、大宮 そごう店、仙台 藤崎店、札幌 三越店、梅田 大丸店、広島 福屋広島駅前店、鹿児島 山形屋店など
※ 店舗や商品情報、取扱いの有無等は店舗や時期により異なる場合があり情報は変更になる可能性があります。
餡もたっぷりでボリュームも大満足「蜂の家」
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【 蜂の家 柏餅 】
値段 1個:220円(税込) 賞味期限:当日中
1956年創業、自由が丘に本店を構える「蜂の家」は、家族へのお土産やギフトにもぴったりの心温まる和菓子が並ぶ老舗和菓子店。見た目も可愛らしい、繭の形をした最中でも有名なお店です。
蒸した米粉をついて冷やし、兜形に整えてから再び蒸すなど、手間暇かけて作られる柏餅は、北海道産小豆を使った餡もたっぷりと入ってボリュームも満点。
こし餡がたっぷり詰まった柏餅はあっさりとした甘さ。粒あんの甘みも上品な蓬と、白みその塩味もアクセントになった味噌餡の3種類があります。
この時期限定で販売される煉切製の鯉のぼりや、薯蕷煉切製の金太郎などをモチーフにした上生菓子は可愛らしいデザインも必見。端午の節句限定のまゆ最中も一緒に差し入れるのも◎
ショップ情報
【店舗】自由が丘本店、都立大学店、祐天寺店、元住吉店、大宮店、品川店、二子玉川店、恵比寿店など
※ 店舗や商品情報、取扱いの有無等は店舗や時期により異なる場合があり情報は変更になる可能性があります。
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美味しい粽(ちまき)や柏餅は手土産にも
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平安時代に始まり、江戸時代に武家を中心に広まった日本で親しまれてきた節句菓子の文化。武家文化の花開いた関東地域では柏餅が主流とも言われており、関西地域では、粽を店頭で多く見かけます。中に使われる餡の種類は、つぶあん、こしあん、味噌あんなどが一般的です。
美味しいだけでなく、菓子の持つ意味や歴史を知ると味わいもまた深くなりますよね。今回は、そんな縁起の良い粽(ちまき)や柏餅を扱うおすすめの和菓子店を特集しました。爽やかな気候にぴったりの美味しい粽や柏餅は、手土産や差し入れにも喜ばれます。お探しの方はぜひ参考にしてみてください。