手土産におすすめの羊羹特集!シーンを問わない名店の羊羹
煮た小豆を餡の状態にして寒天で固めた「羊羹(ようかん)」は、もともと室町時代に中国から日本に伝わった点心が日本で独自の進化を遂げた和菓子です。
寒天の量が多く、しっかりとした固さを持つものを「煉羊羹」、寒天量が少なく、柔らかめのものを「水羊羹」、さらに葛粉や小麦粉を加えて蒸し固めたものを「蒸し羊羹」と呼びますが、同じ羊羹でもそれぞれに違った美味しさがあります。
目次
羊羹の手土産におすすめの品をご紹介
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永きにわたって日本人に愛され続けてきた「羊羹」。上質で高級感のある羊羹はシーンを問わずに手土産として活躍してくれる和菓子です。
こちらでは、相手の好みが良く分からない場合のビジネスシーンから目上の方への挨拶まで、あらゆる場面の手土産として対応できる上質な羊羹をご紹介しています。
趣のある羊羹の手土産にもおすすめ
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出典:高島屋オンラインストア
商品名 追分羊かん 値段 1,049円(税込) 賞味期限 約20日間 東海道300年の味を今も変わりなく伝える、創業元禄8年の老舗和菓子店「追分羊かん」は、竹の皮で包んで蒸して作られる蒸し羊かんです。
追分とは「街道の分岐点」のことで、今から約300年前に病で行き倒れた僧を介抱したお礼として、小豆の羹作りを伝授されたのが追分羊かんの由来とのことです。
以来、歌川広重の東海道五十三次の道中名物として、参勤交代の諸大名から旅人に至るまで広く愛され、そして現代においても親しまれている歴史ある羊かんです。
厳選された北海道産の小豆から作られる餡を丁寧に洗った竹皮で包んで蒸しあげた追分羊かん。その美味しさは、竹の皮の香りが沁み込んだ独特の風味にあります。
竹皮のまま切り分けるというのも風情があり、趣のある羊羹の手土産としてもおすすめです。
丸い形の煉羊羹は味わい深い包装紙も魅力
商品名 五勝手屋 詰合せ羊かん 値段 5本:1,728円(税込) 賞味期限 常温で90日 北の銘菓「五勝手屋羊かん」の誕生は明治3年、羊羹の製造と販売によって創業した「五勝手屋」に始まります。
北海道といえば、広大な土地に豊富な食材という印象ですが、蝦夷地で後の五勝手屋の村人たちが初めて豆を栽培し、その豆を使った和菓子が藩公に献上されて評判になったことから、羊羹作りを中心とした和菓子店・五勝手屋が生まれたと言います。
昭和11年には天皇陛下が函館に行幸した際にお土産として献上された品「丸缶羊かん」は、煮上げた豆と寒天、砂糖を合わせて1日がかりで練り上げ、丸い形に固めた煉羊羹。
丸缶から押し出して糸で切って頂く形は、手を汚させない心遣いの表れです。レトロかわいい包装紙が羊かんの味わいをさらに深いものにしてくれます。
江戸時代から続く伝統製法で作られる羊羹
商品名 村岡総本舗 小城羊羹 3本詰 値段 3,500円(税込) 賞味期限 製造日から常温で13日間 創業明治32年、佐賀で百余年の歴史を育む和菓子屋「村岡総本舗」の小城羊羹。
小城羊羹とは、佐賀県の小城周辺地域で江戸時代から続く伝統製法で作られる白小豆や大福豆に天然材料で色付けして仕上げる煉羊羹のことです。
小城にあるお店では小城羊羹の製法で、その店ならではの羊羹が作られています。
中でも村岡総本舗の「特製切り羊羹・紅煉」は、備中産の白小豆と北海道産の大手亡豆を使って練り上げらた桜色の美しい色合いと、優しい味わいで女性にも人気。
江戸時代から続く伝統製法で作られる特製切り羊羹は、外側の砂糖のシャリっとした食感に、中身のしっとり柔らかな繊細な食感や独特の風味が楽しめます。
江戸時代創業の老舗の名物「切羊羹」
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商品名 日本橋 長門 切羊羹 値段 890円(税込) 賞味期限 2日間 「江戸風御菓子司 日本橋 長門」は江戸時代の創業。将軍家の御用商人となるほどの高い実力を持ち、称号や帯刀まで許されるほど愛されていました。
熟練の職人さんの手作業によって丁寧に作られる菓子は、保存料や添加物なども使用されておらず素材の風味が際立ち優しい味わいです。
そんな長門の人気商品の一つ「切羊羹」は、選りすぐりの小豆の風味が活きるよう絶妙に蒸しあげられており、もちっとした弾力のある食感がたまりません。
男性にもファンが多く、さっぱりとした甘みでお酒のお供に差し入れるのもいいですね。夕方には売り切れることもあるため、お求めの際は早めにお店を訪れたいところ♪
拍子木のように最初から切り分けられているため、すぐにいただくことが出来ます。