暑い日にぴったり!「氷室」から切り出された「氷」みたい!

暑くて寝苦しい日が続きますが、見た目も涼しげなお菓子で「涼」を取り込んでみてはいかがですか♪
目次
「氷」を口にして暑気を払い無病息災を願う習わし
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エアコンなど存在していなかった時代には、冬に採取した天然の氷を「氷室(ひむろ)」と呼ばれる場所で保存し、夏になるとその氷室から切り出した「氷」を口にして暑さをしのいでいました。
そして、京都では夏まで保存されていた「氷」を宮中に献上し、御所では氷室の「氷」を食べて暑気を払い、無病息災を願う習わしがあったんだとか♪
御所氷室は京都の伝統行事をイメージしたお干菓子
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とはいえ、当時の「氷」は貴重なもので庶民が口にすることは難しく、庶民の間では「氷」に見立てた菓子が作られるようになったんだそう。
そんな「氷室」の氷をイメージして作られたのが、京都の老舗和菓子「鶴屋吉信」の「御所氷室(ごしょひむろ)」です。
ほんのり梅酒の風味が広がるスリコハク
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鶴屋吉信の「御所氷室」(値段:10枚入・税込1,458円)は、ほんのり梅酒の風味が広がる白いスリコハクに、透けて見える「丹波大納言小豆」は氷中に凍る梅をイメージしているんだとか。
見た目も涼しげな風情溢れるお菓子
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御所氷室は、目にしただけで涼しくなれる風情溢れるお菓子。
外はサクッと中は柔らかい食感で、香り高い「丹波大納言小豆」のほっくりとした食感がアクセントになっています。
賞味期限は常温で13日間
御所氷室の賞味期限は常温で13日間。
まるで氷室から取り出したばかりの「氷」みたいに「はかない食感」が楽しめます♪
御所氷室は本店、直営店、WEBだけの限定発売
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御所氷室は京都本店、直営店、WEBだけの限定発売でお取り寄せが可能です。
とても繊細な商品で、注文を受けてから職人の手作業で丁寧に作られるため、商品の到着まで2週間ほどかかるとのこと。
かの清少納言も、甘い蜜をかけて口にしていたといわれる「氷室」の氷。そんな古の「氷」をイメージしながらいただくのも一興です。